お金の話が苦手な日本人

私たちファイナンシャルプランナーは、日常的にお金の話をしますが、多くの人にもっとお金を話題にしてほしいと思います。でも日本人はお金の話が苦手。「恥ずかしい」「卑しい」「汚い」「もっと大事なことがある」と考えるようです。

お金とは？

お金とは何か。それは人生を幸せに生きるための道具。幸せに生きることが目的で、実現のための手段がお金です。それなのに、手段のはずのお金が目的になってしまい、幸せに生きることから遠ざかってしまっている人が多いように感じられます。

家族が幸せに暮らすお金を稼いでいるはずなのに、「誰のために、こんなに大変な仕事をしていると思っているんだ！」と不機嫌な態度を取る人。家族のためにお金を節約するはずが、節約だけが目的になって家庭を居心地の悪くしている人。

どちらも家族は幸せから遠ざかってしまいますね。

お金のことを考えよう

そもそもお金のことを考えるとは人生を幸せにいきる方法を考えることです。限られた予算の中でどう暮らしていくのが幸せなのか、家族でしっかりコミュニケーションを取りましょう。

その際注意すべきは人の話に耳を傾けること。何が欲しい、買いたいという価値観は人それぞれ違います。自分以外の声をきちんと聞き、理解しないことには始まりません。財布の奪い合いになってしまってはまとまる話もまとまりません。

専門家にも相談しよう

家計の節約、税金対策、住宅購入、子どもの教育費、親の介護に相続問題、老後の生活費などなど。あなたに必要なお金のテーマは何でしょうか。話し合い、テーマが明確になった後に、専門家に相談するのも一つの方法です。ファイナンシャルプランナーは、それに応える専門家です。

ファイナンシャルプランナー　鶴田明子