いまどきのオーダーメイドハネムーン(新婚旅行)
2017/05/23 夢とお金
弊社( (株)SEASON)は、ハネムーン(新婚旅行)の取り扱いの多い会社です。
オーダーメイドのハネムーンのお手伝いをしていると、あれこれ楽しいことが起こります。
目次
日本にいながらお客様に寄り添う
例えば、お客様が海外で飛行機に乗る時は、日本で一緒にパソコンで搭乗する気分を味わいます!
飛行機がまさに飛び立つその瞬間、同時刻にパソコンの前でインターネット上で立会って、ちゃんと飛んでくれるのか、飛ばなかった時はああしよう、こうしよう、と固唾を飲んで成り行きを見守っている瞬間は、緊張もしますが根っからの旅好きの私にとって、いわば至福の瞬間でもあります。
飛行機の欠航など、不測の事態に備え代替えの手段を講じることも苦ではありません。
スペインでサッカーの観戦
また、スペインでサッカーの試合観戦の前日に、FCバルセロナの練習場に押し掛け、「選手を“出待ち”したい」 とお客様から要望の連絡が入りました。
そこで、さっそくメールでバルサ(FCバルセロナ)の練習場への行き方を調べて連絡しました。しかし、心の中では、「きっと練習場には入れないだろうし、無駄足になってしまうかもしれない…」(このお客さんはもの好きだなあ)と感じていました。
・・・ところが、そんな私の懸念をよそに、「たった今、メッシのサインをもらえました!」 という、ほんとにあり得ない知らせが届きました。
今、地球の裏側のスペインにいる人と、リアルタイムで時間を共有している不思議。その 「つながり」 が、自宅という極めてドメスティックで日常的な距離感の中で追体験できる事に、かえってリアリティが増し、おかしかったり、おもしろかったり、ひとり悦に入ってニヤニヤすることもしきりです。(笑)
ニュージランドでマウントクックの氷河
2月はニュージーランドのベストシーズンです。
この度、ご主人40歳、奥様39歳にして、ほぼ初めての海外ふたり旅。その旅行は、結婚式とハネムーンも兼ねておられました。奥様はかつて、ニュージーランドに留学をされていたということでしたが、それでも言葉の不安があるというおふたりの、レンタカーを使った旅のサポートは、とてもやりがいのあるものでした。あらかじめ、飛行機とレンタカー、そしてロッジの予約をして、あとはふたりで力を合わせて行くハネムーン。
私の役割は、自由に旅するふたりの情報提供によるナビゲートと、ふたりがつまずいてしまったり、何らかの問題にぶちあたってしまった時に、手を差し伸べる黒子のようなものです。
山と湖のリゾート地クイーンズタウンからミルフォードサウンドへ、湖畔の街テカポ、鯨とイルカウォッチングが楽しめるカイコウラ、クライストチャーチをレンタカーで自由に旅をする。そんなふたりから届いたメールには、こんなことが書かれていました。
「今日は最高に良い天気になったので、予定を変更してマウントクックに行きたいです!ヘリコプター、こらから乗れますか?」
それは私が出発前、おすすめをしていたヘリコプターでマウントクックの氷河に上陸できるという体験で、搭乗時に晴天であることが絶対条件でした。時計を見るとニュージーランドの時間で午後の2時。クイーンズタウンから、マウントクックまで3時間の道のりをレンタカーで移動するのは、それだけでかなりの強行軍。しかも、着けば着いたで山の天気は変わりやすい…。これからの移動だとマウントクックに到着しても、夕方になってしまう。果たして、良い天気のまま、氷河に上陸できるのか…。ふたりからの朗報を待ちながら、時間が流れました。
携帯電話にメールの着信音が。
我に返り、はやる気持を抑えながら文を目で追いました。
「無事マウントクックの氷河に上陸成功!めちゃくちゃ興奮しました。」 と書かれたメールを確認し、
思わず「よっしゃ~!!!」 と叫んでしまいました。
こういったやりとりが、お客様が旅に出ている間じゅう、日常的に繰り返される毎日を過ごしています。そして、時折、味わったその興奮を誰かに知らせたくなり(笑)、最近では、フェイスブック上でお客様の旅の様子を公開しています。
旅行終了後にはお客さんともう一度会い、旅の体験談を詳しくお聞きします。お客様から旅の最新情報を仕入れ、弊社からはお客様へお礼として、旅の写真を写真集(オリジナルフォトブック)としてプレゼントしています。
パッケージツアーには限界がある
お客様の旅行中のサポートをしようというこの試みは、私の昔の体験から発しています。
かつて、わたしが旅行会社のサラリーマンだった頃。ハネムーンを専門的に扱う営業所におりました。3年間で1500組のハネムーンの取り扱いを担当しましたが、当時、すべてのお客様のハネムーンはパッケージツアーで、旅行が終了したお客様にお礼の電話(サンキューコール)を実施していました。
ところが、帰国後のお客様の反応は、
「良かったですよ!」 とは応えてくれるものの、なんとなく満たされない思いが残りました。
わたしがその時、お客様から聞きたかった言葉とは何だったのだろう?それは、「これまでの人生で最高の時間を過ごせました。あ・り・が・と・う!」 という心からの声だったのです。お客さんが自分たちのハネムーンに対して抱いていた期待を、はるかに超えた時にはじめて生まれる評価なのです。
一生に一度だから・・・
- 一生に一度のハネムーンだから、パッケージツアーの決まり切ったツアープランに自分達を合わせるのではなく、ふたりの足で自由に歩いてもらいたい。もっともっと自由にワガママに世界を歩けるとしたら、どんなに楽しいだろう・・・。おいしいものは、団体の観光客相手の店で食べるものではない。
- ミシュランのレストランに行こうが、下町のカフェにふらっと入ろうが、「気後れしないですむように」、その土地の言葉や、ワインの頼み方、チップの渡し方など、もっともっと事前に身に付けていくべきことはたくさんある。そんな、「旅がもっと楽しくなるお手伝い」 がしたかったのです。異文化をサーフィンでもするように、日本と違う波を楽しみながら乗りこなしていって欲しいのです。
昔と今、ハネムーンも様変わりしました。
かつてハネムーンの出発は結婚式(大安か友引)の翌日の月曜日出発がほとんどでした。
ところが、最近のお客様は旅行を、挙式後すぐではなく、自由に行きたい時に行くようになりました。
また、目的を持ったハネムーンも増えています。
- 例えばスペインで本場のサッカーを観戦したい。でも、どうせ一生に一回のハネムーンでスペインに行くのであれば、世界最高峰のクラシコ戦を観戦したいというお客様。
- 友達も行ったことのないような場所で、イルカと触れ合える場所がいいということでバハマのナッソーへ出かけたり、単なる物見遊山ではなく、もっと自分達の好奇心を満たせるような体験を求めています。
「健康」 と 「お金」 と 「時間」
私がよくお客様に伝えている言葉があります。
旅行に出かけるには、”健康” と “お金” と “時間” の3つが必要です。
その3つが揃う機会は、人生で実はそんなに訪れるものではない。
健康でお金を稼いでいる働き盛りの人には 時間がない。
健康で時間がとれる学生には お金がない。
お金ができ、やっと自分の時間がとれる定年後に 健康上の問題を抱える人は多いものです。
それだからこそ、“その3つすべてが揃うハネムーン” に妥協は禁物。
しっかりと計画して、こだわって、こだわって、一生ものの思い出をつくりましょう!
と呼びかけています。
株式会社 SEASON 佐 藤 慶 一
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