安心してお金を使える人と、不安になる人のちがい
2017/04/20 家計
お金を使って不幸になる・・・??
そんな経験はありませんか?
いやいや 「お金を使って不幸になる」 という言いまわしは少しおかしいかもしれませんね。
しかし、お金を使った後に 「不安になる」 「寂しくなる」 「落ち込んでしまう」
そんなことはありませんか?
目次
貯金が減るのが怖くて安心してお金を使えない
わが家の苦い経験をお話ししましょう。
長女が中学2年生のころ、妻の大好きなスキーに家族で出かけてその帰り、
いつもは車の助手席で爆睡している妻が、ある時心配そうに言いました。
「私たち、こんなに遊んでいていいのかしら」
理由を尋ねると・・・、
「もう少しすると長女の高校受験、私立の高校に行くようになったらお金かかるのに、わが家の貯金は大丈夫かしら」 ということらしいのです。
大好きなことにお金を使って、本当は 「楽しい」 「幸せな」 気持ちになりたかったにもかかわらず、
逆に将来への不安が大きくなって、くらーい気持ちになってしまった、
こんなはずじゃぁなかったのに・・・。
お金は幸せになるための 「道具」 のはず、なのに・・・
「お金」 は、私たちが 「幸せ」 になるための 「道具」 です。
そうだ!そうだ!あたりまえじゃないか!と誰もがおっしゃいます。
しかしその 「道具」 を使って 「くらーい」 気持ちになるのであれば、それはきっと、使い方を誤っているのですよね。
いやいや、「道具」 の使い方には 「コツ」 があると言った方が良いのでしょう。
わが家のスキーは小さな例えかもしれませんが、人生には似たようなことがたくさんあるのではないでしょうか。
マイホームを買った後、
旅行から帰ってきたとき、
子どもの教育で大きな出費をしたとき、などなど・・・。
「ナントカとはさみは使いよう」 と言うように、道具としてのお金をどんなに磨き、殖やしても、
使い方が上手でなければ (コツを身につけておかなければ) なかなか目的を達成できないようです。
お金という道具を上手に使うコツ、それは・・・?
お金という道具を上手に使うコツ、それは・・・?
それは多分、
将来の見通し、イメージを持つこと
どのような見通し、どのようなイメージかというと、
「今これだけ使っても、先々お金が足りなくなることはない」
「毎月これだけ住宅ローンを支払っても、必要な時には必要なお金が私たちにはあるはずだ」
「子どもの教育費で貯金が減っても(貯金を使っても)、それは想定の範囲内。その後は貯金も増える計画ができている」
というような感じでしょうか。
貯金が減っても怖くない! 家計シュミレーションで将来をイメージ
「家計と暮らしと住まいの相談室」 のお客様は、ほとんどみなさん口をそろえておっしゃいます。
「安心してお金を使えるようになった」
「気持ち良く遊べる(お金を使える)ようになった」
なぜなら、お客様(会員様)はみなさん、キャッシュフロー・シミュレーション(家計シミュレーション)で自分の家庭の家計や貯蓄の将来をイメージしていらっしゃるからです。
急がば回れ!
ちょっとした手間をかけることで、人生の景色がずっと豊かなものになります。
ファイナンシャルプランナー 三谷慶太