いつの間にかお金が貯まる方法
2018/06/01 家計
みなさんは貯金、できていますか?
「一生懸命貯めているつもりなのに、なぜか貯まらない。。」
「共働きで収入は多いはずなのに、なぜか貯まらない。。」
そう悩んでいませんか?
今日は、「いつの間にかお金が貯まる」秘訣をお教えします。^^
先日、久しぶりに大好きなイベントに参加しました。
参加している皆さんは、きっとファイナンシャルプランなどとは遠い感覚で過ごしている方たち。
でもみんな生き生きとして、最高にその場を楽しんでいました。
人の幸せは様々です。
ファッションが好きだったり、メイク、音楽、料理、ダンス、スポーツ・・・
好きなものに囲まれていると、とっても幸せを感じますね。
だけどちょっと考えてみてください。
心が満たされて、健康で、お金の心配もしなくていい。
その3つが揃ったときに、人は一番の幸せを感じるのではないでしょうか?
どれか一つでも心配事があると、そのことで頭がいっぱいになってしまいませんか?
私は将来お金のことで頭がいっぱいにならなくて済むように、今仕組みを作っています。
年を取って働けなくなった時にも好きなことをして暮らしたい。
自分の心配ばかりせずに、できれば世のため人のためにも尽くしたい。
平均寿命がぐんぐんと伸び、人生100年という言葉が当たり前のように使われていますが、
もしも100歳まで生きたとしたら、あなたの資産は足りますか?
少しでも不安があるのなら、「いつの間にかお金が貯まる方法」を知りたくありませんか?
目次
1.今の収入は、すべて今使うための分ではないと心得る
年を取って働けなくなった時のために、あなたの代わりにお金が働いてくれる仕組みを作りましょう。
そのためには、今の収入は、すべて今使うための分ではないと心得なければなりません。
1-1:収入と支出を把握する
たくさん収入があるから貯金できるとは限りません。
収入が多い方にありがちなのは、生活費も膨らんでくること。
自分が世の中の多くの人たちよりたくさん使っていることに気づいていないことも多いです。
今稼いでいるお金は、遠い将来同じだけ入ってきますか?
そんな人は、そう多くはないでしょう。
年金生活に入るとガクッと収入が減り、対応できなくなります。
今のうちから家計を管理する習慣をつけましょう。
年間の収支を把握し、資産、保険、負債は一覧表にしておきましょう。
万が一の時は、請求しなければ保険金も受け取れませんので家族みんなが分かるところに置いておきましょう。
1-2:人生の計画を立てる
例えばあなたが旅行に行こうと思ったとき、
いつ行くか、どこに行くか、何泊するか、予算はいくらにするか、など計画しませんか?
それと同じように、人生の計画、ライフプランを立てましょう。
ライフプランとは、あなたの幸せな人生を思い描いて書き出してみること。
生活設計をすることです。
将来何がしたいのか、それはいつで、いくらお金が必要なのか?
ライフイベント表に書き込んでみましょう。
もちろん、人生の三大資金と言われる
教育資金・住宅資金・老後資金も必要です。
大体いくらかかるのか、予算を立てられますか?
1-3:シミュレーション分析、改善する
ファイナンシャル・プランナーは、この現在の収支を元に将来を予測し、
ライフイベント費用を盛り込んでキャッシュフロー表(家計簿の年表のようなもの)を作成します。
それをグラフにし、いつお金が不足するのか「見える化」します。
そしてその分析を元に、ライフプランを実現するための方法を一緒に考えます。その方法は、収入を増やすことだったり、支出を減らす工夫だったり、貯蓄を増やす方法だったりします。
その一つである、貯蓄を増やす方法が今日のテーマです。
2.すでに備えているものを確認する
あなたには「すでに備えているもの」があります。
ほとんどの方が加入しているのに、あまりその仕組みを理解していないのではないでしょうか?
もう一度、再確認してみましょう。
2-1:年金の仕組みを理解する
あなたは、「年金なんか、払ったって元を取れるか分からないし・・」
と、思っていませんか?
確かに少子高齢化で額が増えることは望めないし、もらい始める年齢も、もっと遅くなっていきそうです。
けれども民間の保険に入る前に、年金によって自分がどれだけ守られているかは知っておく必要があります。
年金の給付には老齢年金のほかに、障害年金、遺族年金があります。
厚生年金に加入している方は、なんと2段構えでもらえます。
(出典:厚生労働省)
支払っている保険料も、国民年金(基礎年金)は国が、厚生年金は会社が、半分払ってくれています。
年金の仕組みを知ることで、余分な生命保険に入るのを防ぐことができます。
年金は、終身の公的保険です。
2-2:老齢年金はいくらもらえるのか?
ご夫婦で考えてみます。
例えば自営業の方など老齢基礎年金のみだったら、20歳から60歳まで40年間丸々払ったとして、
平成30年度で月64,941円。年間78万円弱です。
ご夫婦とも自営業の場合は、二人とも基礎年金のみ、つまり、
夫基礎年金+妻基礎年金=年間約156万円
厚生年金の方は、平均的な収入で40年間働き、妻がその期間すべて専業主婦だったというモデル家庭で、
平成30年度で月221,277円。年間約265万円です。
夫厚生年金+夫基礎年金+妻基礎年金=年間約265万円
ちなみに、昨年「年金受給のために必要とされる加入期間」が25年から10年に短縮されましたが、
基礎年金が40年で年間約78万円とすると、10年ではその4分の1ですので、19.5万円です。
厚生年金も、同様に計算されます。
さてあなたの老後は、この金額で足りるでしょうか?
2-3:家計を支えている人の万一に、適切に備えられているか?
みなさんは民間の生命保険に加入していると思います。これも人それぞれで、沢山入っている方や、その逆に全く入っていない方もいます。
本来は、その方が亡くなることによって家族が一生困らないように、計算して加入するものです。
つまり、家計を支えている人だけに掛ければ良いということになります。
専業主婦や子どもには、あまり必要ないということになりますね。
家計を支えている方が亡くなった場合、遺族年金でいくらもらえるのか、
配偶者はどれくらい稼げるのか、なども加味して保険金の額を計算します。
適切に備えられていますか?
3.「いつの間にかお金が貯まる方法」
あなたがお金を貯めようと思うなら、どこに働きに出すにしても、まずは「先取り貯蓄」です!
収入-貯金=支出
この仕組みは守りましょう!
先に使ってから余った分を貯めようとしても、なかなか貯まるものではありません。
毎月、収入の何割を貯蓄すると決め、給与天引きか、振り落ち積立できる仕組みを作ります。
収入が上がっても生活費を上げずに貯蓄額を増やします。
なあんだ、そんなこと知ってるよ!と言わずに、やってみてください。
心理学的に最初からなかったものと思えるので、効率よく貯まります。
自分の心を管理する、引出しにくくするわけです。
2割貯蓄できれば、5年で年収分貯まりますよ!
3-1:貯蓄目的別に、貯める方法を考える
さて、この貯蓄をどこでしましょうか?
いつ使う予定かによって、お金を働かせる場所は違います。
例えば5年後に必要な教育費だったら、運用に出すのは無謀です。
これはあなたの、すぐには使う予定のない貯金がいくらあって、
どれだけ心理的に余裕があるのかにもよります。
貯金が減って不安になる額は人によって違うので、
できればキャッシュフローシミュレーションをした方がいいのです。
目に見えていついくらお金が不足するのかが分かるからです。
5年~10年の内に使う予定があるお金は、解約しても損をしない商品を選びましょう。
それよりもっと出稼ぎに行かせても大丈夫な、10年以上使わないお金なら、
投資の勉強をして、運用に出しましょう。
3-2:金融の知識を身につける
資産運用を始めようとするとき、あなたはどうしますか?
いきなり金融機関に行って、「私にいいものは何ですか?」と聞きますか?
そうすると、金融機関が買ってほしいものを紹介されます。
ですので、まずはキホンを知りましょう。
- 金利とは?単利、複利とは?
- インフレ、デフレの時に有利なものは?
- 為替とは?
- 金融の世界でのリスク、リターンとは?
このようなことをセミナーで解説いたします。^^
ぜひご参加ください。
3-3:資産運用の仕組みを理解し、行動する
みなさんは、投資というとどんなイメージをお持ちですか?
昔から親に、「株だけはやるな」と言われてきたとか、
FXで何億も儲けたり損した話を聞いたりだとか、
そういうものが投資だと思っていませんか?
「怖い怖い!絶対聞かない!」と、耳をふさいでいませんか?
あるいは「投資はお金持ちの人の話で、自分には関係ない」と思っていませんか?
本当の投資とは、インフレをカバーしながら生活設計を実現することが目的です。
今すぐには使わないお金を、今必要とする会社に貸したり、出資したりして、
その金利を払ってもらったり、利益を分配してもらうのです。
このようにお金が働いてくれれば、長い時間をかけて殖やしたお金を取り崩しながら、プラス年金で安心して暮らせるようになります。
しかしご存知のように年金制度は厳しい状況です。
日本は世界でもトップクラスの少子高齢化率ですので、
年金を払う人はどんどん減り、もらう人はどんどん増えています。
これではいくらお金があっても足りなくなりますので、
ひとりひとりのもらう額は少しずつ減り、時期も遅くなっていくでしょう。
自分で努力しなければ、老後資金は不足する恐れがあります。
そのため、国はiDeCoやNISAなどの非課税制度を勧めています。
「お得な制度を準備するので自分で運用してね」と言っているのです。
資産運用にもキホンがあります。
- 運用資産の分散
- 投資時期の分散
- 長期運用の必要性
- 継続投資の必要性
このようなこともセミナーで解説いたします。^^
「いつの間にかお金が貯まる」ためには、行動しなければなりません。
「先取り貯蓄」は今すぐにでも始められますので実行してみてくださいね。
資産運用の勉強を始めたい方は、ぜひセミナーに来てください。
「家計と暮らしと住まいの相談室」では、無料相談も受け付けています。
ファイナンシャル・プランナー 平野 佳代子