マイホームの資産価値、30年でゼロですか?
2017/04/04 住宅
目次
失われた 500兆円
「失われた 500兆円」 こんな言葉を聞いたことがありますか?
住宅・不動産関係のサイトに最近よく見られる 「失われた500兆円もの国民資産」 という言葉。
これは、日本の住宅投資額に対してその資産評価額がいかに低いかを表した言葉です。
住宅に対してたくさんのお金が使われているのに、財産としての価値が少ないということ。
図表:住宅投資額の累計と住宅資産額の日米比較
(中古住宅流通の現状と課題 より)
図表の「住宅投資額の累計と住宅資産額の日米比較」でわかるように、1969年以降、年間約20兆円もの住宅投資を行った結果、住宅投資の累計額は約860兆円にのぼっているのに対し、2011年時点での現在評価額は340兆円となっていて、
ざっと 500兆円 以上もの、住宅に使われたお金が消えたことになります。
現在評価額が、過去の投資額の累計とほぼ同額となっているアメリカと比較すると大きな損失になっているといえます。日本では20~25年で建物価値がほぼ0円になると言われています。この失われた価値を合計すると、500兆円になるのです。
日本の住宅は、なぜ20~25年で価値がゼロとなってしまうのか
アメリカの家と比べて、戦後日本で建てられてきた家には、長く価値を維持できる構造や建材が使われてこなかったからです。
さらに、購入後のメンテナンスがきちんとなされなかったことが、追い打ちをかけています。
価値がゼロにならないようにするために、どうすればいいのか。
価値がゼロにならないようにするために・・・、答えは簡単です
・しっかりとした構造の家を
・長く残る建材でつくり、
・きちんとメンテナンスをする。
建てては壊し、また新しい家を建てる。そんな使い捨ての住宅を購入するのはもうやめましょう。
MAKIHAUS株式会社 眞木健一